黒目川エコ探検 記録


小林一巳さん案内で実施。9時に朝霞台に集合。そこからバスで東久留米駅に向かう。渋滞などなく順調に進んだが40分ほどのバス旅になった。
駅から10分ほど歩き前回の終了地点へ。ここから川沿いを下り妙音沢までが本日の行程になる。出発地点の橋の所にお寺さんの壁と紅葉した桜が見えた。まずは、お寺さんに向かい本日の旅の安全祈願をすることになった。
1.大圓寺
現在、立て替えが行われていた。
由緒あるお寺さんの様である。
入り口には、庚申塔、馬頭観音が置かれていた。
所沢街道にあったと事。移転されたのか?
左側面に「東板橋・西八王子・南江戸四谷・北川越まで五里」と刻まれ、それぞれ五里の距離にあるので「ゴリゴリ馬頭」と呼ばれ親しまれていたらしい。
山門には風神・雷神が来訪者を出迎える。
その奥には七福神がいらっしゃる。いわれは分かりません。
境内には、様々な樹木や草花があり、お寺さんを訪れた時の大きな楽しみの一つである。
最初に目に入ったのが、 大きな松葉の落ち葉。大王松であった。
紅葉しているハナミズキと思いきや。アオキに似た赤い実が付いている。サンシュユであった。
ニッキ(肉桂)もあった。私は実物を初めて見ましたが、同行の皆様はよくご存じで、株元の細い根っこを手に取り匂いを嗅がして貰いました。ニッキの強い匂いを感じました!







2.厳島神社
昔は湧水が出ていた。
社がある島の上が池に浮いているように見えたそうである。


3.落合川合流部 地下遊水池
川がある場所は農作や生活には便利だが昔から洪水による被害に悩まされてきた。
現在行われている治水対策は、護岸の強化による河道の浸食防止、堤防のかさ上げによる決壊防止、遊水池の整備による下流域の浸水被害緩和など。
この場所も、以前は下水道の汚水処理を行っていたが処理施設が清瀬に移ったため、この場所は遊水池になっている。地下に5階建て分のプールがあるらしい。対岸にも新たな遊水池の建設工事が始まっていた。



遊水池の上は公園になっている。
かまぼこ型の建屋がたまった水を排水するポンプが入っていると思われる。
左の写真が川沿いにある洪水時の水の取り込み口になっている。
4.探検中に見かけた植物
◎紅葉
ハゼ、柿、モミジハアジサイ、メタセコイア、
◎花
ビワ、バラ、ヒメザクロ、ボケ、茶、イタドリ、ホトトギス、キツネノマゴ、アレチウリ、ミント、タデ、アカバナユウゲショウ、ローズマリー、ベンケイソウ、ユリオプスデージー、フユノハナワラビ
◎実
イタドリ、マユミ、サンシュユ、クコ、柿












5.見かけた虫
モンキチョウ、ヤマトシジミ、ヨコズナサシガメ
6.川にいる魚、生き物
ザリガニ、スジエビ、アブラハヤ、アユなど

7.鳥
カルガモ、ヒドリガモ♂♀、カワウ、コサギ、アオサギ、バン、カワセミ、キセキレイ







8,探検を終えて
参加の女性達は花や実の鑑賞や収集に大興奮であった。
気がついた点として、
護岸の処理……矢板鋼板、石籠など、朝霞では?
堰……アユが上に登れない。南部漁協で堰の上流部で放流をしている。
樹木の伐採……治水のため。とはいえ、ここまで必要なのでしょうか?
川底の環境……護岸補修工事で川幅が変わり自然に早瀬や砂利の堆積が見られる。
→環境の多様性は底生魚など生物の住処、アユの産卵場所など生物の多様性に繋がる。


9.妙音沢
次回はここからスタート



