里山だより

 ◎新型コロナウイルスの第二波を思わせる緊張した状態におかれる日が続いていて、ストレスのかかる日々、黒目川の清流を市民みんなで体験できる、恒例「川まつり」は8月2日(日)あさか環境市民会議を始め多くの市民グループが協力する「黒目川・川まつり実行員会」主催で開催致しました。

 コロナ対策として、検温や消毒液の準備のほか、あまり人数が多くならないよう、チラシなどのPR活動を控え、子どもたちに人気のザリガニ釣りやスイカ割り、カヌーも中止して行いました。

 それでも、プールの閉鎖などで遊びに行けなかった子どもたちが、魚とり、タイヤボートなの行事に参加されました。外出が侭ならない中、幼少児を伴った家族連れが、黒目川の自然を満喫されました。

 ◎緑地の保全活動は岡、宮戸緑地は暑さ厳しい折から休みにして、8月25日の根岸台から通常作業に戻りました。

 5月に埼玉県生態系保護協会・事務局から活動取材の申し込み受けておりましたが、あいにく6・7月雨天のため作業が出来ず、やっと実現しました。活動中の写真をご提供頂きブログに使用させて頂きました。有難うございました。

 ウバユリ、キツネノカミソリなどは、カナムグラ、ヤブマメ、カラスウリなど蔓性植物に一面覆われ殆ど風や陽が届かない状態になっていました。

 先ずは「ウバユリ救出作業」をすると、青々としたウバユリの実が姿を現し、大きいな白い花を咲かせていたことを思わされました。ヤマユリの状況も気になり確認したところ、アズマネザサに覆われ花をつけた様子は見られず、残念な結果になっていました。共生とは言うものの、自然に任せたままでは強いものだけが残るようになり、細やかな手入れが必要なことを痛感した次第です。

2020/9/11